3場所連続休場中の横綱照ノ富士(31=伊勢ケ浜)の大相撲春場所(12日初日、エディオンアリーナ大阪)出場か休場か、結論は取組編成会議が行われる10日に持ち越された。

大阪入りしている照ノ富士は9日、大阪市内でみっちり稽古を行った。昨年10月に手術した両膝に負担はあまりかけないよう、上半身を中心にトレーニング。最後に土俵に上がり、9番相撲をとった。

稽古後は明るい表情で「(状態は)どう見える?」と報道陣に逆取材。春場所に向けては「まあまあ。親方から(出場可否の)答えが出ると思います」。

師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「これから話をします」とし、「ずっと相談しながらやってきた。ようやく稽古ができるようになったからね。まだ足りないところはあるだろう」と慎重だった。