大相撲で大関経験者の朝乃山(29=高砂)が6日、都内のホテルで行われた東京富山県人会連合会「懇親のつどい」に参加した。鮮やかな水色の着物姿でステージに招かれると、自身と同じく富山県出身の参加者から大きな拍手が起きた。2年ぶりに幕内力士として土俵に立った5月の夏場所では、優勝次点の12勝3敗という好成績。壇上では「年内に三役に上がることを目指して頑張ります」と、力強く話した。すると参加者から「次は優勝だ!」などの声援が起き、笑顔を見せた。

夏巡業では8月に黒部市、氷見市と富山県内の2カ所で開催される。幕内力士として地元に戻るのは大関の時以来。「黒部に行った記憶はないので行ってみたいですし、氷見は母の実家なので、しっかり名古屋場所(7月9日初日、ドルフィンズアリーナ)で良い成績を残して、地元に凱旋(がいせん)できるように頑張りたいです」と誓った。