日本相撲協会は23日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、陸奥親方(64=元大関霧島)に報酬減額(20%×3カ月)の処分を課すことを決めたと発表した。陸奥部屋を巡っては、夏場所前に三段目の安西(やすにし、21)が、部屋での兄弟子からの暴力被害を訴えており、その件での調査を経て、この日の決定となった。

陸奥親方は協会ナンバー2の事業部長を辞任。広報部長の芝田山親方(元横綱大乃国)が兼任する。

相撲協会の賞罰規定の第3章「懲戒」に定められた、親方、力士ら協会員の処分は軽い順にけん責、報酬減額、出場停止、業務停止(協会事業への従事を停止)、降格、引退勧告、解雇の7項目がある。