大相撲夏巡業が13日、北海道札幌市内で開催され、前頭翔猿(31=追手風)が稽古や取組で軽快な動きを見せた。8日の岩手・奥州市での巡業で、ぶつかり稽古後、呼吸困難に陥り救急搬送されていた。翔猿は詳しい原因を明かさなかったが、「体力がなかっただけ」と振り返った。11日まで、じんましんや息苦しさが残ったというが、回復の経過は順調だ。「まだ少し症状はあるが、やっと良くなってきた」と話した。秋場所に向けては「三役に戻れると思うので、勝ち越したい」と巡業後を見据えた。