先場所12勝で優勝決定戦まで進んだ東前頭筆頭の北勝富士(31=八角)が大関を3連破した。

貴景勝、豊昇龍に続く“大関3連戦”の締めは霧島との一番。立ち合いの攻防からいなされて体が泳ぐ場面もあったが、すぐに体勢を立て直し、左からおっつけながら右上手をつかみ、最後は力強く寄り切った。

取組直後のNHKインタビューでは「しぶとく、しぶとく前にという気持ち。(大関に3連勝は)たまたまです」と言いつつ、優勝争いを演じた先場所からの流れを「悪いイメージはないですね」と話した。

今場所も主役候補の活躍を見せる。「体は動いていると思います。何がいいか分からないが、集中して自分の相撲をとることができたらと思う」と話す一方、「これで(残り)全部負けたら意味がない。勝ち越しを目指していきたい」と引き締めた。