大相撲の東関親方(47=元小結高見盛)が5日、フジテレビ系列のバラエティー番組「ぽかぽか」に出演。相撲を取る前の体をたたきまくるルーティンのエピソードを明かした。

新入幕から2場所目の2000年秋場所で、右膝前十字靱帯断裂の大けがを負い、幕下まで陥落した。02年初場所の十両優勝で幕内復帰を決めたが、復帰場所の同年春場所では土俵上で、恐怖に体が震えたという。そのときに「自分の顔をぶん殴って気合を入れた」ことがきっかけだった。「痛みで闘争本能を引き出したかった」と続け、それが恒例の体をたたきまくるルーティンにつながった。

最初は拳で顔を殴っていたが「相撲が終わった後、頭がキンキンするようになった。だから体をたたくようになった」と話し、共演者からの笑いを誘っていた。