9月の大相撲秋場所で、千秋楽を単独トップで迎えながら初優勝を逃した前頭熱海富士(21=伊勢ケ浜)が、トークショーで巡業会場を盛り上げた。7日、甲府市で行われた秋巡業に参加。甲府市出身の前頭竜電と並び、隣接する静岡県出身の熱海富士が、朝稽古後のトークショーに登壇した。地元の子どもらからの“直球”の質問に、相撲同様に真っ向からぶつかった。

「お相撲さんは、お金を稼げますか?」という質問には「お金がほしくて(相撲界に)入ったので、夢がいっぱいあります」と即答し、場内の笑いを誘った。同時に、育ててくれた母への親孝行の思いの強さは有名なだけに、温かな拍手も起きた。「おすしは何皿食べられますか?」の質問は、先に竜電が「恥ずかしいですけど40皿」と答えた。直後に熱海富士が「80皿。160貫です」と答えると「オーッ」と、驚きの声があがった。

「お相撲さんはモテますか?」の質問には「自分はまだ、あまりそれを感じていないので、モテたらうれしいですね」と、笑顔で話した。さらに「怖いものは?」の質問には「おばけとバンジージャンプと親方です」と話すなど、終始会場を笑顔にしていた。