東幕下11枚目の北はり磨(37=山響)が、あと1歩のところで幕下優勝を逃した。勝てば20年秋場所以来の関取復帰が確実だったが、七番相撲で聖富士(19=伊勢ケ浜)に押し出されて「ダメでした」と肩を落とした。

十両返り咲きなら、元木瀬部屋の希善龍と並び最多となる9度目。37歳4カ月を迎える来年初場所(1月14日初日、東京・両国国技館)で再十両となれば、芳東(玉ノ井)の37歳3カ月を抜いて単独3位の“高齢”となったが全勝を逃したことで惜しくもそのチャンスはついえた。

しかし、ここですぐに切り替えられるのが入門22年目のベテラン。6勝1敗と好成績を残して大きな手応えを感じた今場所の経験を踏まえ、「現役であるうちは張り切ってやります。全然大丈夫。いけます」と意気込みは十分。来場所に向けて「良い相撲を取ります」と力を込めた。

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