大相撲初場所(14日初日、東京・両国国技館)で横綱昇進を目指す大関霧島(27=陸奥)が7日、千葉・松戸市内の佐渡ケ嶽部屋で行われた二所ノ関一門の連合稽古に、一門外から参加した。

6日に続いて2日連続の参加となった。関取衆4人と手合わせ。初場所で大関昇進が懸かる関脇琴ノ若、自己最高位の東前頭3枚目の豪ノ山、西前頭6枚目の湘南乃海、西前頭14枚目の阿武咲と計17番取って、12勝5敗。「みなさんと一緒に頑張れた。真っすぐ当たってそこから攻めていけた」とうなずいた。

琴ノ若との取組を振り返り、「(大関とりの壁になろうという)気持ちはもちろんあった」。3勝2敗と拮抗(きっこう)したが、「お互いに力を出した良い稽古だった」と充実した表情を見せた。

右肘の痛みがあり、番数をセーブしたようだが、「全然大丈夫。けがではない」と力強い。昨年の九州場所に続く3度目の優勝。そして綱とりへ順調な調整が続いている。【村山玄】