8日目から休場している西十両5枚目の白熊(24=二所ノ関)が、10日目の19日に「背部挫傷、腰椎捻挫のため2週間の安静と加療が必要」との診断書を提出した。

輝に勝った7日目に痛め、取組後は「立ち合いでドーンっていって、そこで入った感じ。前に出ないと負けると思って、痛かったけど出た」と話していた。支度部屋で立ち上がる際には「どうやって立とう」と話すほどで、付け人に両手を引っ張ってもらって、ようやく立ち上がっていた。

師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)は、再出場について「可能性はある。状態は良くなっている」と説明した。続けて「こういう経験も大切」と話した。自身も現役時代はけがに苦しんだだけに、さらに成長する上では避けて通ることができないことと受け止めていた。