日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で2年に1度の役員改選に伴い評議員会を開催し、1月の役員候補選挙に立候補した年寄10人の理事就任を承認した。その後、今回承認された新たな理事による理事会を開催し理事長を互選。現職の八角理事長(元横綱北勝海)が再選された。15年11月に急逝した北の湖前理事長(元横綱)の後を受け継ぎ、実質5期目に入る。

同理事長は協会を通じて、以下の談話を発表した。

八角理事長 本日の理事会で、理事長の互選を行い理事長に選任されました。引き続き、大相撲の伝統文化の継承、土俵の充実を使命として、一所懸命に取り組んでまいります。

また、暴力問題の撲滅、お客様へのサービス拡充、収益の確保など、協会を取り巻く、様々な課題解決にも取り組みます。

そのためにも、年寄をはじめとした全協会員が結束をかため、また、外部の方々からの指導を真摯に受け止め、公明正大な協会運営を行う所存です。

今後もご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。(原文まま)

 

なお、承認された理事は以下の通り(届出順)

八角親方(元横綱北勝海)春日野親方(元関脇栃乃和歌)境川親方(元小結両国)出羽海親方(元前頭小城乃花)佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)伊勢ノ海親方(元前頭北勝鬨)勝ノ浦親方(元前頭起利錦)浅香山親方(元大関魁皇)高田川親方(元関脇安芸乃島)芝田山親方(元横綱大乃国)

※勝ノ浦、浅香山、高田川の3親方は新任。外部理事3人(山口寿一、高野利雄、今井環)は再任。