大相撲の大関琴ノ若(26=佐渡ケ嶽)が夏場所(5月12日初日、両国国技館)から元横綱で祖父のしこ名、琴桜を襲名することが25日、分かった。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)が明らかにし「先代のためにも、ここからさらに頑張ってもらいたい」と語った。既に改名届を日本相撲協会に提出。夏場所の番付で「琴桜」が1974年名古屋場所以来、50年ぶりに復活する。琴ノ若は大関昇進と同時に襲名する予定だったが、初場所後に昇進した際、「この名前(琴ノ若)を大関に上げたかった」との理由で先送りにしていた。新大関で臨んだ春場所は10勝5敗だった。