大相撲元横綱若乃花の花田虎上氏(53)が11日、自身のブログで、同期入門で切磋琢磨(せっさたくま)し、54歳で心不全により亡くなった元横綱の曙太郎を追悼した。

「花の六三組」として1988年(昭63)春場所でともにデビューした永遠のライバルだった。「ライバルであり友であり苦楽を共にした仲間が旅立ちました。現在曙の訃報に際しコメントを求められていますが、あまりのショックにお話できるような状態ではありませんので申し訳ありませんが文章にします」と心境を言葉にした。

曙さんへの思いは「突然のことに送り出す言葉が全く見つかりません お互い協会から離れて頑張ってきたけど 離れていてもいつも心にいました。切磋琢磨してライバルとして戦ってきた分愛情が深く 言葉では言い表せないものがあります」と明かした。

約束も交わしていた。「また会いたい気持ちが強く 歳を取ったらハワイの木の下で同期生皆んなで会おうと曙と話していた その約束も果たせずただただ寂しいです」。最後は「ゆっくり待ってて ハワイの木の下でまた会おうね 会いに行くね」と、曙さんにメッセージも送った。