大相撲の第64代横綱を務めた米国ハワイ出身の曙太郎さんが54歳で心不全のため亡くなっていたことについて、同じハワイ出身の武蔵川親方(52=元横綱武蔵丸)は11日、同部屋のホームページを更新。「今はショックな気持ちが大きいです。心からご冥福をお祈りいたします。Thank you Bradda.」と記した。最後のBraddaとは仲間、親友の意味がある。ハワイ巡業で小錦らとともに撮った写真も掲載した。

現役時代は貴乃花、若乃花らとともにしのぎを削ってきた。1999年夏場所後に横綱昇進すると、翌名古屋場所からは曙、貴乃花、若乃花とともに4横綱時代を過ごした。異国で苦労して頂点に立った2歳上の先輩の死は受け止められない様子だった。