大相撲の大関豊昇龍(24=立浪)が、叔父で元横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏(43)の緊急入院についてノーコメントの姿勢を貫いた。13日、神奈川・藤沢市で行われた春巡業に参加。ダグワドルジ氏が自身のX(旧ツイッター)で、前日12日から都内の病院で緊急入院、原因不明で検査中と記していたが、豊昇龍は「その話は聞かないで」と即答した。緊急入院したことをインターネットで知ったか問われても「だから聞かないでって」と続けた。

ダグワドルジ氏の病状を知っているかは不明だが、豊昇龍自身の表情は明るかった。「他の質問なら答えるよ」「次の質問は?」などと、自ら司会役を務め、報道陣と談笑した。

自身は千葉・日体大柏高からプロ入り後に「場所前にへんとう腺が腫れる。高校まではなかったのに」という悩みがあることを明かした。

3月の春場所では同い年の尊富士が、110年ぶりの新入幕優勝を果たした。尊富士は同場所を13勝2敗で制しているが、2敗のうちの1人が自身(もう1人は前頭朝乃山)。尊富士との再戦を心待ちにしている様子で「番付、どこまでいくのかな。出てきたら楽しみ」と、同場所14日目に負った右脚負傷からの回復を願っていた。