大相撲の春巡業は14日、さいたま市で行われ、夏場所(5月12日初日・両国国技館)から母方の祖父で元横綱のしこ名「琴桜」を襲名予定の大関琴ノ若は平幕王鵬と7番取り、全勝だった。一方的な内容が多く「まあまあ。攻めるだけでなく、土俵際で残せる相撲もあった」と納得の表情で話した。この日は母校の埼玉栄高相撲部の部員が巡業を訪れた。昨年の中学横綱で、元大関琴光喜を父に持つ同高1年の田宮愛喜に胸を出した琴ノ若は「目標としてもらえるよう、恥ずかしくない相撲を取っていきたい」と刺激を受けていた。(共同)