大相撲で史上初の外国出身横綱となった曙太郎さんの葬儀が14日、都内の斎場で営まれた。

曙さんは今月上旬、都内の病院で心不全のため54歳で死去。日本と出身のハワイ、双方の様式で営まれた葬儀には約300人が参列した。

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曙さんのクリスティーン麗子夫人(52)が、葬儀後に気丈に取材に応じた。死因は心不全と発表されていたが、7年間の闘病生活の主な要因は「不整脈」だといい「最後は心臓が急に止まった」と話した。15日は日本での告別式にあたる葬儀が都内で営まれ、その後、遺体は火葬される予定。遺骨は「半分は(遺灰にして)彼が好きだったハワイの海に、もう半分は日本で家族で保管する」と明かした。遺体に緑のアロハシャツを着せていたのは「彼が好きだった色。緑のまわしを締めていたこともあったし、婚約会見も緑の着物だった」と、笑顔を見せて懐かしそうに話した。