西十両3枚目の錦富士(29=伊勢ケ浜)が、東十両5枚目の栃大海(25=春日野)にはたき込まれた。連勝は「6」で止まり、9勝3敗となった。「体が硬かった。手と足が連動してなかった。意識してないつもりですが、勝ちたい欲が出ると勝てない」と振り返った。
青森県出身の幕内力士は142年、途切れていない。唯一の幕内、東前頭12枚目の尊富士がケガで全休するため、錦富士が再入幕を果たさないと記録は途切れてしまう。錦富士は9勝のままでも上がる可能性はあるが、まだ確定しない。
「心の奥にはいろんなこと、ありがたいことですが、期待、思いがある。昨日は今場所で一番眠れなかった。目を閉じて、寝よう寝ようとしたんですが…」。星勘定ではなく、勝ちたい思いが先に出てしまったという。
あと3日。6日目から験担ぎしていたヒゲは剃る。「(この一番を)いいきっかけにして、明日、立ち直っていきたい」。必死の土俵が続いている。

