元関脇宝富士の桐山親方(39=伊勢ケ浜)が、恩師の死去に心を痛めた。青森県「中泊道場」の総監督、小山内誠(おさない・まこと)さんが15日に病気のため急逝。50歳だった。桐山親方は「中学3年の時に小山内先生がコーチで着て、1年間ずっと稽古をつけてもらった。泣いたりするほどぶつかり稽古などで鍛えてもらったことで、僕は全国で成績を残せるようになりました。あの時に先生と会わなかったら、僕の人生はどうなっていたか、分かりません」と感謝した。

今年1月に帰省した際もあいさつしたばかり。同じ中泊道場で指導を受けた元小結阿武咲の打越奎也さんから15日朝、小山内さんの体調が急変したという連絡を受け、信じられなかったという。

実は28日に中泊町で引退の報告を兼ねたパーティーを予定していたが、中止を決めた。「仕切ってくれていたのが小山内先生だった。断髪式にも来ていただく予定でした。場所後にうかがって、手を合わせたいと思います」。

桐山親方は5月31日に東京・両国国技館で引退相撲があり、こちらは予定通りに実施する。【佐々木一郎】