東幕下56枚目の天狼星(てんろうせい、19=錣山)が、幕下で初めて勝ち越した。同60枚目の相馬(二子山)を寄り倒しで破り、2連勝で4勝2敗。来場所も自己最高位を更新することになった。

モンゴル出身の天狼星は、横綱豊昇龍(26=立浪)のいとこで、元横綱朝青龍(45)のおい。父はかつて新日本プロレスで活躍したブルー・ウルフさん(49)。

勝ち越しに「うれしいといえば、うれしい」と喜んだ天狼星は、立ち合いで左に変化。「左が取りたかった。体が勝手に動いた。いい相撲ではないが、勝つためには中途半端にならないこと」と納得の表情だ。

母国にいる父とは連絡を取り合い、精神的なアドバイスも受けるという。今場所は土俵から転落して太ももを負傷したが、「まだ場所は終わっていない。(もう一番も)負けられないので、次も頑張ります」と意気込んだ。

昨年の初場所で初土俵を踏んだ。187センチ、121キロの体格で、夢は横綱。最高の手本が身内にいるが、「自分が目標をかなえるまでは、あの2人とは顔を合わせられない」と、19歳の瞳は輝いていた。

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