弟子への暴力行為を認め、今月の大相撲春場所は休場の措置を取られた伊勢ケ浜親方(34=元横綱照ノ富士)の処分が、来週以降、4月までずれ込む可能性があることが23日、分かった。関係者が明かしたもので、当初は26日の定時理事会で決定するとみられていた。だが関係者によると、コンプライアンス委員会が調査し、日本相撲協会に答申する処分案が、同日までにまとまらない見通しだという。処分案が出て、それをもとに話し合う協会の臨時理事会の開催時期について、関係者は「4月になるのでは」と話し、少なくとも26日までには、間に合わない可能性が高い見通しを明かした。

伊勢ケ浜親方が、弟子の前頭伯乃富士(22)への暴力行為で、日本相撲協会から事情聴取を受けたことが先月末に判明。伊勢ケ浜親方はすぐに、暴力行為に及んだことを認め、報道関係者を通じて謝罪していた。正式な処分は出ていなかったが、大阪市で行われた春場所は休場の措置を取られて15日間、会場に来ることはなかった。

一方で、大阪市の部屋では、稽古で弟子を指導していた。今後は都内の部屋に戻り、再び弟子の指導にあたることになる。伯乃富士は春場所2日目から休場していたが、5日間休場後、7日目から再出場し、5勝6敗4休だった。休場理由は、先場所も途中休場した左足親指を痛めたためだった。