[ 2014年7月15日7時52分

 紙面から ]<W杯:ドイツ1-0アルゼンチン>◇決勝◇13日◇リオデジャネイロ

 ドイツが6大会ぶり4度目、東西統一後は初となるW杯制覇を達成した。準決勝ブラジル戦に続き、決勝でアルゼンチンを延長の末に撃破。欧州勢として初めて南米開催大会での優勝を飾った。

 ドイツGKマヌエル・ノイアー(28)が、最優秀GK賞にあたる「ゴールデングローブ賞」を受賞した。全7試合にフル出場し、4失点。世界屈指の名手との前評判にたがわず、名実ともに世界NO・1の座を射止め「信じられない気分だ」と喜んだ。

 “冷静と情熱の間”を使い分けた。アルゼンチン戦の後半12分、FWイグアインがDF陣の裏に抜けると、ペナルティーエリア左端まで全力疾走。パンチングでクリアし、ピンチの芽を摘んだ。決勝トーナメント1回戦のアルジェリア戦でも、DFさながらの守備範囲の広さで度肝を抜くなど、GK像を塗り替えた。

 昨季はBミュンヘンで欧州チャンピオンズリーグを制した。シャルケ時代の11年3月には、東日本大震災の被災者を激励しようとしたチームメートの日本代表DF内田に「俺が守って勝たせる」と奮起。ロングボールで決勝点をアシストし試合後、内田がメッセージ入りのシャツを観客席にアピールできた。常に仲間の信頼を集めてきた。6大会ぶり優勝の立役者。それでも「チームが最優先。素晴らしいプレーをした」と謙虚に話した。チーム一丸でつかんだ勝利に、誰よりも頼りになる守護神がいた。