SKE48との兼任終了が発表されていたNMB48渡辺美優紀(21)が21日、名古屋市のSKE48劇場で、SKE48メンバーとしての最終公演に出演した。昨年の大組閣で兼任が発表されてから約1年。超多忙なスケジュールを縫ってSKE48の一員としても活動し、シングル3作で選抜入りした。アンコールでは、SKE48で初めて選抜に入った「不器用太陽」をセンターで歌い、SKE48劇場に別れを告げた。「みるきー」と書かれたうちわやタオルを持ったファンからは、盛大なみるきーコールで送り出された。

 昨年4月、SKE48の一員として初めて参加したさいたまスーパーアリーナのコンサートでは、ファンからコールがもらえず、悔しい思いをした。

 「みるきーコールがなさすぎて、チームSで大丈夫かなと不安になりました。兼任する意味はあるのかなとも思いました。でも、スタッフの方、チームSの皆さん、ファンの皆さんも支えてくれました。感謝でいっぱいです」

 サプライズで、渡辺が推しメンと公言する江籠裕奈(15)が登場すると、「かわいい…」と声を裏返らせて大喜びした。最後に「江籠ちゃんをみんなで守ってもらいたい」とメンバー、ファンに呼び掛けると、同じ江籠推しの大矢真那(24)から「それが最後の言葉なの?」と突っ込まれていた。

 メンバーからは兼任終了を寂しがる声が上がった。この日は休演だった松井珠理奈(18)は「みるきーからは、欲しいものは欲しいという強さを学んだ。今日は出られなくて残念だったけど、チームが違ってもコンサートに出られるので楽しみにしている」とビデオメッセージを寄せた。兼任開始当時、渡辺の振り入れに協力した竹内彩姫(15)は「初日の前日、夜中の1時、2時まで練習しているのを見て、努力家だなと思った」と隠れたエピソードを明かした。渡辺も「さきぽん(竹内)がいなかったら、舞台に立てなかった」と感謝していた。