NMB48初めての大運動会が31日、ノエビアスタジアム神戸で行われ、チームNキャプテン山本彩(22)が、五郎丸ポーズで優勝を祈願したが、優勝したチームB2にトリプルスコアをつけられ、最下位に沈んだ。

 運動会は50メートル走、サッカーボールでのドリブル対決、リフティング対決、大玉ころがし、変則リレーの5種目で行われ、山本自身は50メートル走1次予選で優勝し、決勝に進んだが、チームは最後の変則リレーを残して、最下位だった。

 4種目を終えて、得点はNが51点、Mは94点、B2が115点。B2が大きくリードし、得点が大きい最後の種目「変則リレー」で、Nが1位となっても、B2が2位に入れば届かないシステムだった。

 山本と同期の小谷里歩(21)が得点を「もっと大きく」とリクエストすると、運営側は再考。小谷の一発ギャグがウケれば、得点数再考を約束した。

 小谷のギャグで会場は沸いたものの、B2から渡辺美優紀(22)が「待った!」。渡辺は「さやかちゃんの首里城(ポーズギャグ)じゃないと、決められない」と申し出た。

 山本はその挑戦を受け、マイクなしで、大股を開いて「首里城~っ!」。続けざまに、ラグビーW杯日本代表戦士、五郎丸歩選手のポーズも決め、客席から拍手と歓声を一身に浴び、得点変更が認められた。

 これで、最後のリレーでNが2位に入っても逆転の可能性が出たが、結局は、B2、Mに先んじられ、定位置の最下位へ。Nのアンカー山口夕輝(22)も、Mの川上礼奈(20)、B2に内木志(18)の後塵(こうじん)を拝したままとなった。

 こん身ギャグで、望みをつないだものの、見事に夢を破られた山本は「(得点変更)でも“ベベ”っていうのがNらしい」と苦笑。

 ただし、懸命に追い上げた同期・山口の走りには「ゆっぴ(山口)がどれだけ必死かっていうのは、おっぱいの動き方で分かりました」。仲間うちで、胸の大きさが話題になる山口の奮闘を、胸の揺れ方をあげて、たたえていた。