SKE48が5日、名古屋のSKE48劇場で公演を行い、7月19日に今年初のシングルを発売することを発表した。通算21枚目で、タイトルは「意外にマンゴー」。場内スクリーンに「21stシングル発売決定」と映像が流れ、初選抜の小畑優奈(15)がセンターを務めることが発表されると、場内にはどよめきに似た大歓声が起こった。

 SKE48のシングル曲で、松井珠理奈(20)卒業した松井玲奈(25)以外のメンバーが単独センターを務めるのは初となる。小畑は笑顔がチャームポイントで、激しいダンスとのギャップが魅力な高校1年生。投票期間中の第9回選抜総選挙でも速報42位と躍進するなど、ファンから待望論が高かった。

 この日は研究生による公演が行われていたが、発表を受けて選抜16人全員がステージにサプライズ登場した。小畑は「今度は私が恩返しをできるように頑張りたい。見守って下さい」と宣言。センターとして、さっそく楽曲の説明を求められると、「真夏という感じの曲です。元気な感じもあり、セクシーな感じのところもあります」と答え、まずは大役を果たした。

 小畑のほか、北野瑠華(18)研究生矢作有紀奈(22)がそれぞれ初選抜入りした。北野は「自信なんて全然ないけど、夢の選抜になれたので、皆さんに認めてもらえるような選抜になりたい」と涙ながらに誓った。

 作品のミュージックビデオは、台湾の澎湖(ポンフー)諸島で、水着姿で撮影した。小畑とともに水着グラビアで活躍中の北野は、高柳明音(25)から「水着なので、瑠華ちゃん自信あるよね」と呼びかけられて照れ笑い。松井も「(水着姿が)めっちゃいい感じでしたよ」と明かし、ファンを喜ばせた。

 矢作は昨年11月に加入したばかりの新人。思わぬ抜てきに「経験値も少なくて不安なんですけど、選抜に選んだからには精いっぱい頑張ります」とファンに約束した。