AKB48グループ総監督の横山由依(25)が、4月スタートのカンテレ「はんなりギロリの頼子さん」(全4話、放送日未定=関西ローカル)で、連続ドラマ初主演することになり、26日、同局から発表された。

 ウエブ限定コミックから16年に単行本化された同名コミックをもとに、新たな登場人物を加えてドラマ化。京都出身の横山は「古都のたばこ屋の看板娘・新堂頼子」を演じる。

 主人公は「よそさんが嫌いで意地悪」だが「実は不器用で心優しい」キャラクター。京都生まれで京都育ち、目つきが悪く無愛想で、すぐ人を「ギロリ」とにらんでしまうものの、根はお人よしな「京女」役だ。

 AKB48に加入するまで、京都府内で育った横山は、役柄との共通点も多い。「私も目がきつい印象を持たれてしまうのがコンプレックスなので、目つきのせいで勘違いされてしまう感じが共感できました。私も自分の思っていることをうまく伝えられないときがあるので、似ているなと思います」と言い、役柄への共感も強いようだ。

 連続ドラマ初主演については「正直とても驚きましたが、うれしかったです。でも、私でいいのかな? と思いました」と率直な心境も吐露。収録はすでに、京都で今月初旬から始まっており「いろんなシーンを(順番通りではなく)撮影するので、ちょっと混乱することがあります。やはり京都はとても寒くて、寒さにも苦労しています」とコメントした。

 劇中、横山演じる主人公・頼子のもとに、京都へ転勤してきた雑誌編集者・山田優一が訪れ、恋愛関係にも発展。新進俳優、中尾暢樹(まさき=21)演じる優一とのラブストーリーも展開していく。

 今ドラマには、同じカンテレで13年7月から放送されている「横山由依(AKB48)がはんなり巡る 京都いろどり日記」(月1回、水曜深夜1時55分)のスタッフも参加。ドラマの中で、京都の名所も紹介し、文化、習慣も描く。

 ドラマのロケ地は、すでに同番組で訪ねた場所がほとんど。横山は「二条小屋さんもロケで行ったことがある場所ですし、(各所で)共演者の方に説明できます。京都のしきたり、文化を知っていただけるし、街並みもたくさん出てきます。ちょっとした恋のお話もあるので、キュンってしていただけると思います」と話している。