NGT48北原里英(26)が1日、15年まで在籍したAKB48劇場での最終公演を終え、日刊スポーツなどの取材に答えた。一問一答は以下の通り。

 -AKB48劇場での最終公演を振り返って

 「最後(「なんて素敵な世界に生まれたのだろう」)が思い入れの深い曲で、中西優香ちゃんがSKE48に移籍するときに、最後の研究生公演で歌ったんです。『これが終わったら終わるんだな』と感じる曲。今回も、最後に近づくにつれて、『終わってほしくない』という気持ちがこみ上げてきました。自分たちの曲ではないけど、すごくたくさんの先輩が歌ってきた曲をやらせていただいて、走馬灯のやつになりまして(笑い)。こんなにも全員が泣くことって珍しいんじゃないかな。1人残らず泣いていました」

 -10年前の今日デビューしました

 「覚えてますね。10年の月日を感じました。『純情主義』のバックダンサーをやりました。あのときより踊れるなって思いました(笑い)」

 -今日も「純情主義」でバックダンサーをやりました。歌唱メンバーにNGT48の西潟茉莉奈さん、村雲颯香さん、山口真帆さんを選んだ理由は

 「もともと(公演で)やっていたメンバーなんです。それに、3人とも割と大人だし、私が10年やってきた重みみたいなものを理解してくれるんじゃないかなと思って選びました。あと荻野(由佳)も見に来てくれました。あと(本間)日陽がめっちゃ泣いてました。日陽が泣くのって、あんまり見ないんですよ。(終盤の)『引っ越しました』で近くに行った時にすごく泣いていて、こう言うのも変ですけど、うれしかったです」

 -劇場公演で思い出すハプニングは

 「デビュー日のゲネプロでこの『純情主義』の衣装を着たんです。衣装というものを着ること自体初めてだったので、着方もよく分かってなくて、夢中で踊っていたら、(胸元を隠す)ベアが全部ずり落ちて、下着丸出しで踊っていて、(衣装担当の茅野)しのぶさんが、慌てて客席に回ってきて、止めてくださったんです。何の下着を着ていたのかも含めて、それをよく覚えてます。今振り返っても、本番でずり落ちなくて良かったです(笑い)」

 -卒業まで2カ月、実感は

 「最近はようやく整理が付いてきました。自分の人生を見つめ直しています。卒業するってなればなるほど、メンバーやスタッフさんを恋しくなっていくなと思う。元AKBのことに胸を張って生きていきたいなと思う。学んだこともたくさんある。これからは女優として歩もうと思っていますが、AKBで培った10年を反映させて歩いていきたいです」

 -今日はご家族は

 「地方組は家族ぐるみの付き合いをしていて、今日はみんなの親が来ていました。しーちゃん(大家志津香)のママがすごく泣いてて、それを『帰郷』の終わりに(大家ら歌唱メンバーの)4人で近寄ったところで『しーちゃんママがめっちゃ泣いてる~』って話したとき、自分の家族も泣いているし、そこで私も最初の涙を流しました。すてきな思い出になりました」

 -4月に新潟の朱鷺メッセで行う卒業コンサートはどうなりそうですか

 「今回できなかった曲もたくさんあるので、全くかぶらないセットリストになる予定です」

 -今日着ていた白いドレスは

 「私は昨年秋のAKB48選抜総選挙ランクインコンサートでも『夢の河』を歌わせていただいていて、その時にあっちゃん(前田敦子)が卒業する時のドレスを完全にオマージュして作っていただきました。きっと自分のためのドレスが、朱鷺メッセではあると思うので、すごく楽しみにしています」