3日付でのNMB48での活動辞退を電撃発表した植村梓(19)が3日、ユーチューブにチャンネルを開設し、自身の思いとこれからの活動について語った動画を投稿した。

「ご報告。」というタイトルで植村は、突然の発表を謝罪。続けて、加入当初からこれまでを振り返った。

15年2月に「ポスト山田菜々オーディション」に合格し、加入。当初はアイドルを目指しておらず「どうしよう、合格してしまったという気持ちでいっぱいでした」と当時の心境を明かした。

3日後には大阪城ホールで山田菜々の隣に立ち、大勢のファンにお披露目され、ようやくアイドルとして活動していく実感がわいたという。

しかし、楽屋に戻ると「ネットが良い意味でも、悪い意味でも炎上していました」。過去の写真が流出し「アイドルになって数分で私は、見ず知らずの人にたくさんたたかれました。そして、たくさんの人からマイナススタートと言われました」と振り返った。

「私はそれが悔しくて、マイナススタートでも、普通のスタートの人より絶対に上に行く、絶対にプラスになってやるって強く強く思いました」と決心。「選抜入りしていい報告をすること」「マイナススタートって言ってた人たちを見返すこと」「自分のことをたくさん好きになってもらうこと」と、3つの目標を立てたという。

大人数での厳しいグループ活動に悩み、たくさん泣き、悔しい思いをし、何度もくじけそうになった時もあったが「(ファンが)自信と愛情をくれたから、私は今日まで辞めずに諦めずにやってこれました。ほんとにありがとう」と感謝。握手会なども徐々に列が増え、16年10月に「僕以外の誰か」で初の選抜入り。「みなさんのおかげで夢がかなった瞬間、一生忘れません」と話した。

劇場公演でのセンター、吉田朱里らと組んだ女子力選抜ユニット「Queentet」などでは、憧れだったファッションの仕事もできたと話し「全然、アイドルらしくない私を愛してくれて、見つけてくれて、ついてきてくれて、幸せにしてくれて、輝かせてくれて、アイドルにしてくれて本当にありがとうございました」と約4年間の思いを伝えた。

続けて「私はNMB48に入ったときに決めた目標を、みんなとかなえられたので次に進もうと思い、今日、この決断をしました」と経緯を説明し「わがままでごめんなさい」とファンに直接説明できなかったことを再び謝った。

「恩返しをするために、私はこれから自分がやっていきたいことに挑戦して、みなさんと第2の道に一緒に進みたいと思っています」と、その第1歩として自身をより知ってもらうためにこの動画を挙げたユーチューブのチャンネルを開設。

報告し「アイドル植村梓は終わったけど、人間植村梓は終わってないし、始まったばかりです。居場所は変わっても私は何も変わりません」。今後も変わらない応援をファンに呼びかけ「これからも私から目を離さないで下さい」と言葉を伝えた。