NGT48川越紗彩(20)が15日、新潟市内のNGT48劇場で「さあやギター」配信1周年記念イベントを行った。SHOWROOMなどのSNSで定期的に行ってきた配信をリアルイベントで再現。三村妃乃(19)も一部ゲスト出演し、全13曲で魅了した。【大友陽平】

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アコースティックギターや、エレキギターを使って弾き語りを披露してきた「さあやギター」配信が、ついにリアルイベントとして開催された。毎週、課題曲を定めて腕を磨いてきた。この日オープニングで披露したのは、課題曲として最初に取り組んだ「みどりと森の運動公園」。「当時は歌声とギターのリズムを合わせるのが難しくて、うまく歌えない部分もあったんですけど、今日は歌えました! 成長しました!」と笑顔を見せた。

NGT48の最新曲「Awesome」をはじめ、「世界の人へ」などシングル曲や、AKB48の「365日の紙飛行機」や「風は吹いている」など、この1年間の成果を見せるように、次々と披露した。

中盤では、「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で過去2回ファイナリストの経験を持つなど、歌声に定評があり、同期の三村も出演。この夜限りのセッションも披露した。三村が参加する「Nona Diamonds」の「はじまりの唄」はアコギで。「空き缶パンク」や「世界はどこまで青空なのか?」は、川越がかき鳴らすエレキギターの音色に、三村の力強い歌声が乗った。

三村は「ステージで音楽だけを聞いていただく機会もなかなかないので、それを劇場でできてうれしかったです。呼んでくれてありがとう!」。川越も「セッション楽しかった! また企画してやりましょう」と満足げだった。

高校時代は軽音部に所属し、ガールズバンドを組んでいた。NGT48に加入し、ギターとは一度、距離を置いていたが、昨年のコロナ禍で劇場公演などが思うように出来なくなった時期に「私のできることはギターなのかな」と弾き語り配信を始めた。

毎週配信を行って、積み上げてきた曲数は50曲以上にものぼった。この日も「最後まで緊張しました…」と話しながら、堂々と13曲を歌い上げた。「(配信の)最初のうちは弾き語りもめちゃくちゃでしたが、毎回ファンの皆さんが見てくださって、応援してくれたおかげで続けてこられました。感謝の気持ちでいっぱいです」。

今後もさらなる技術の上達を試みながら、最近では曲作りにも興味を示している。「さあやギター、2年目も応援よろしくお願いします」。NGT48のギター少女は、まだまだ進化を続ける。