俳優内藤剛志(70)が9日、都内で、映画「幕末ヒポクラテスたち」(緒方明監督)公開記念舞台あいさつに藤原季節(33)らと出席した。
同作は、旧来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医が混在した幕末を舞台に、村医者である蘭方医・大倉太吉の奮闘を描く時代劇。京都の医大生たちの青春と葛藤を描いた故大森一樹監督生前最後の企画となった80年公開映画「ヒポクラテスたち」の元祖を描いている。
全編京都ロケで撮影された同作に、緒方監督は「京都は一癖も二癖もあるスタッフがいると聞いていましたが、映画撮影は天国でした」と喜んだ。
さらに内藤は「僕は東映育ちと言っていいと思うんですが、あそこで育ててもらったことがうれしいですね。あそこは育てることも含めてなくてはならない場所です」とした。
京都の東映撮影所は「4階建てでエレベーターがないんですよ。なので、80歳、90歳の大先輩方も一段一段あがっていくんです。それを見ているとまだまだ頑張らなくてはと思うんですよね」と語った。
今回初めて京都での撮影に挑んだ藤原は「念願がかなった」と大喜び。「撮影所の見学ツアーに参加したことがあって。『ここは高倉健さんが筋トレしていた場所です』とか聞いていて。その1年後にこの映画の話があったんです。本当に光栄でした」と笑顔を見せた。
先日同作を映画館で鑑賞したという藤原は「映画館チケットは今2100円します。券売機でチケット買うのも大変です」と切り出し、「昨日僕の前にいたおじいさんが買い方分からなくて震える手で1万円入れていました。映画館の飲み物論争もあったり、他者に対する厳しい目線や便利さを追求した結果、映画館から人々が離れたのかと寂しかったんですけど、やはり僕は音楽が流れ、ナレーションが始まると見に来て良かったと思えました。なので、この映画はぜひ映画館で見ていただきたいです」とアピールした。



