AKB48宮崎美穂(28)が14日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行った。07年12月8日にお披露目されてから約14年半、5241日のアイドル人生を終えた。

07年に指原莉乃(29)北原里英(30)らと加入した“最後の5期生”。この日は初選抜入りした「大声ダイヤモンド」や、公演などのユニットで担当した「遠距離ポスター」「恋愛禁止条例」など思い入れのある楽曲を並べた。

今月3日には、横浜市のぴあアリーナMMで開催されたライブイベントで卒業セレモニーを行っていたが、慣れ親しんだ劇場でのラストとあって宮崎は「緊張してました。客席の皆さんの顔が…。最初から泣いてる人もいて、もらい泣きしそうになっちゃいました。」と感慨深げに話した。

アンコールでは、白の卒業ドレス姿で登場し「桜の花びらたち」をソロで熱唱。さらに長年苦楽を共にした卒業生の多田愛佳(27)大家志津香(30)も駆けつけ「抱きしめちゃいけない」を披露した。

宮崎は「AKB48に14歳の時に加入して、今28歳。人生の半分をAKBにささげてきました。つらかったこと、悔しかったこともたくさんありましたが、この14年間で一番私の宝物になったのはメンバーとの出会いです。いろいろなことを犠牲にしてきたし、学生としての青春もなかったけど、その全てをAKBにささげてこられたと思いますし、今やり残したことは1つもないです。ファンの皆さま、AKBとファンの方って距離が近いというのはあるんですけど、私と私のファンの皆さんは家族に近い存在で、みんなのことは近くて、必要不可欠な存在でした。皆さんのコールや声援を聞いて卒業したかったというのはありましたが、顔を見るだけで、言葉じゃなくて伝わってくるものがあると思いました。本当に14年間、ありがとうございました」とあいさつ。さらに「14年間頑張ってきた自分にもお疲れさまでしたと言ってあげたいです。そしてこの劇場にも感謝したい。ここで始まって、ここで終わります。ボロボロだけど、このステージに感謝です」と感謝した。

宮崎は卒業後もタレント活動を継続し、今後は韓国での活動も目指していく。「後悔しないように生きたい。卒業した後の自分も楽しみです」と話した。

 

◆宮崎美穂(みやざき・みほ)1993年(平5)7月30日、東京都生まれ。愛称「みゃお」。07年にAKB48の5期生として加入。08年7月に、同期では最速で正規メンバーに昇格。同年「大声ダイヤモンド」で初選抜入りし、合計11度選抜。選抜総選挙は第1回(09年)から18位→21→27→38→外→78→外→78→外→外。18年には「PRODUCE48」にも挑戦。大の日本ハムファンで、日刊スポーツ北海道版では今年2月末までの3年半、連載「#lovefighters」を担当した。血液型O。