乃木坂46の生田絵梨花(16)が、全国大会出場経験もあるピアノの実力を披露した。17日、東京ドームシティホールで行われた「第3回

 AKB48紅白歌合戦」にサプライズ出演した。

 紅組のキャプテン渡辺麻友(19)が乃木坂46のシングル「君の名は希望」をソロで歌う際に、ピアノで伴奏を務めた。ステージ上のモニターに名前が映されると、会場は大きくどよめいた。

 AKB48の公式ライバルという立場だが、渡辺とは、昨年のテレビ東京系ドラマ「さばドル」で共演し、「まゆ坂46」名義で「ツインテールはもうしない」という曲も歌っているなど、交流が深い。堂々とした演奏で、サビでは渡辺とのハーモニーも披露。“アウェー”にもかかわらず「いくちゃ~ん!」「生田様~!」と大歓声を浴びた。

 歌唱後、司会の堺正章から、「おふたりは、ライバルなんじゃないの?」と聞かれると、渡辺は「一応、公式ライバルではあるんですけど、なかなかこうやってライブで共演する機会がないので、すごく貴重な経験になりました。『公式ライバル』は、今日だけ、ちょとなし」と笑った。渡辺から「いくちゃん(生田)は、ピアノもハモりも本当に上手でした」と言われると、生田は「いやいや、そんなことないです」と恐縮。感想を聞かれ、「『君の名は希望』は、乃木坂46の中でも、大切にしている曲です。まゆゆさんが選んで歌ってくださったのがすごくうれしくて、本当に楽しかったです」と話した。最後は渡辺から「また明日から、公式ライバル(の関係)で」と声を掛けられ、笑顔でうなずいていた。

 審査委員の松坂慶子からも、「今の曲、本当に心に響きました」と絶賛されていた。