「坂道の火曜日」、今週は乃木坂46の松村沙友理(27)の登場です。主演映画「東京ワイン会ピープル」(和田秀樹監督)が10月4日に公開。上司の誘いでワイン会に参加し、ワインの魅力やさまざまな人と出会うOLを演じます。映画初主演の心境や見どころなどを明かします。

乃木坂46の松村沙友理はワイングラスを手にニッコリ(撮影・柴田隆二)
乃木坂46の松村沙友理はワイングラスを手にニッコリ(撮影・柴田隆二)

映画単独初主演。「やっぱり、緊張しました。これまでは乃木坂のメンバーと出ていたので。毎日大丈夫かなって思いながら撮影していました」と振り返る。友人役で共演した大野いと(24)について「たくさん話しました。『いとちゃん』『りんごさん』と呼び合います。どちらかというと、2人ともぼーっとしているタイプなので、波長が合いましたね」と笑った。

物語のテーマでもあるワインを飲むシーンも多かった。「ワインを飲む所作とかを、ゼロから教わりました。撮影をしていて、私はアメリカのワインのほうが好きだなって思いましたね。渋みがなくて、初めてでも飲みやすいらしいです」。映画の見どころを聞かれ「『ザ・シンデレラストーリー』なのかな。本当に普通の女の子だったのに、ワインを通してすごい方々に出会う。すてきなお話だと思います。女の子にも見てほしいですね」と話した。

ハートマークを作る乃木坂46の松村沙友理(撮影・柴田隆二)
ハートマークを作る乃木坂46の松村沙友理(撮影・柴田隆二)

普段は、乃木坂46で活躍中。高いバラエティー適性やトーク力で、ファンを楽しませている。「ファンの方々にはいつもアイドルの姿をお見せしているので、こんなにがっつりと等身大の大人のOLをやっている私は新鮮だと思います」。一方、女優の仕事としては13年「BAD BOYS J」でドラマに初出演。以降、舞台や映画などでも経験を積んだ。今年4月放送の「賭ケグルイ」(5月には映画も公開)では、個性的な女子高生を演じ、狂気を帯びた演技が話題を呼んだ。

「1つ前の作品が『賭ケグルイ』のキャラが濃い役だったので、ギャップがすごかったんです。今回は監督からも『できるだけナチュラルに』と言われて最初は難しかったんですけど、頑張ってナチュラルに演じてみたので見ていただきたいです!」

女優業でも着実にステップアップしている。【横山慧】(つづく)

◆松村沙友理(まつむら・さゆり)1992年(平4)8月27日、大阪府生まれ。大阪桐蔭高卒業後、11年8月に乃木坂46の1期生オーディション合格。愛称「さゆりん」「まっちゅん」。ファッション誌「CanCam」専属モデル。164センチ。血液型B。