日向坂46金村美玖(17)が、日向坂46に加入した経緯や、自身の個性について語ります。乃木坂46のファンになってから「まさか」の合格まで、異例のスピード感は必見です。「おすしキャラ」を続けながらも、最近は大人っぽい新たな路線も開拓しつつあります。

すしポーズを披露する日向坂46金村美玖(撮影・小沢裕)
すしポーズを披露する日向坂46金村美玖(撮影・小沢裕)

もともとは、アイドルにそこまで興味がない中学生だった。「お兄ちゃんが番組を見ていたので、うちのテレビに自然と映っていて。そこで乃木坂さんを見て『かわいい』と思って、ビビッと来ました」。兄の影響で、17年6月発売の、乃木坂46の4周年バースデーライブDVDを見て、本格的にハマッたという。なんと、日向坂46(当時はけやき坂46=ひらがなけやき)に加入する2カ月前だった。

「乃木坂さんの3期生の応募は終わっていて、ひらがなけやき2期生が応募かけていたので、受けてみたんです。2次、3次と進んでいくうちに怖くなってきて(笑い)。まさか、という感じで、本当に自分でもびっくりです」

おすしが好物で、加入時からのキャッチフレーズは「みなさん、みくを、おす(推す)しかない」。朝食で日常的にネギトロ丼を食べる。ファンや番組MCからも「おすし」と呼ばれる。「おすし関係のお仕事もいつか挑戦したいです」とアピールする。一方で「他のメンバーと違って、何か特別な取りえがあるわけじゃないんです」とも言う。

「日向坂には、すごく面白い子とか、個性のあるメンバーがたくさんいる。そういう中で、あまりまわりのことを気にしすぎなくてもいいのかなって思います。ファンの方からは、一生懸命やろうとして、から回っているところもいいところだと言っていただいているので、自分らしくいればいいかなと思っています」

グループの中でも年少組だが、大人びた表情も見せる正統派の美形だ。冠番組「日向坂で会いましょう」内の「セクシーひとこと」企画でも活躍が目立っている。「あの企画、好きなんです。恥ずかしいんですけど、私はものまねとか出来ないタイプなので頑張りました。ちょっとずつ自信がついてきました」。まだまだ成長過程の17歳だ。【横山慧】

すしが大好きな日向坂46金村美玖(撮影・小沢裕)
すしが大好きな日向坂46金村美玖(撮影・小沢裕)

◆金村美玖(かねむら・みく)2002年(平14)9月10日、埼玉県生まれ。17年8月けやき坂46(現日向坂46)に2期生として加入。162センチ。血液型O。

(12月10日付紙面に掲載したものです)