女優杏(28)主演の日本テレビ系連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」(水曜午後10時)が、今年7月から放送されることが26日、分かった。昨年4月期に放送の同作の続編。期間平均視聴率16・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、昨年民放連続ドラマ3位の人気作が帰ってくる。

 「東京第一銀行」の「臨店班」に抜てきされた花咲舞(杏)が主人公。不正を見て見ぬふりなどできない舞が、落ちこぼれベテラン行員(上川隆也)とコンビを組み、支店で起こるさまざまなトラブルを解決する痛快作だ。続編も設定は変わらず、生瀬勝久、甲本雅裕らレギュラー陣はそのままだ。一方で、ストーリー展開は、原作者池井戸潤氏の「銀行狐」など、舞が登場しない短編小説4作も新たに加わる。この日から撮影開始で、杏は「衣装を着てメークし、前作と同じセットに入って、自然と花咲舞に戻ることができました」と笑顔を見せた。

 「花咲舞-」は、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」(13年9月~)終了直後に放送された。今年元日には俳優東出昌大(27)と結婚。その後も、フジテレビ系月9ドラマ「デート~恋とはどんなものかしら~」で主演と、ステップアップを続けている杏だが、主演連ドラの続編は初めて。今は「多くの方から『花咲舞よかったよね! またやらないの?』と声をかけられていました。いろんな人の心に風通しのよい爽快感をお伝えできたのかなと思っていて、また届けられてうれしい」と実感している。