“イケメン演歌歌手”の山内恵介(32)が、デビュー15周年でデュエット曲に初挑戦することが5日、分かった。お笑いタレント友近(41)ふんする自称大物演歌歌手水谷千重子と、9月2日に「恋のハナシをしましょうね」をリリースする。友近とは3年前の初対面から意気投合。今年5月に食事をした際、カラオケで「別れても好きな人」をデュエットし、「声がすごく合う」と実感したという。そこからとんとん拍子に話が進んだ。

 01年、17歳でデビュー。「エンカな高校生」のキャッチコピーで注目されたが、100人の客席に3人しか集客できず、「歌手をやめようか」と悩む時期もあったという。それでも、年間約120回の握手会を継続。09年、「風蓮湖」のスマッシュヒットをきっかけに、鼻筋の通ったルックスと親しみやすさから「手の届くアイドル演歌歌手」と呼ばれるようになった。最近は、「NHK紅白歌合戦初出場に最も近い演歌歌手」とも称され、6月24日には同局「スタジオパークからこんにちは」の出演も果たした。

 山内自身も「15周年の節目の年に、目標の紅白に何とか手が届けば」と意欲をみせる。友近も「紅白出演が夢」と話しており、ともに年末の夢舞台を目指す。

 ◆山内恵介(やまうち・けいすけ)1983年(昭58)5月31日、福岡県生まれ。01年に「霧情」でデビュー。09年「風蓮湖」が10万枚を突破。12年「涙くれないか」、13年「釧路空港」、14年「恋の手本」と今年2月発売の「スポットライト」でオリコン演歌歌謡曲週間ランキングで4作連続1位。178センチ、58キロ。