五木ひろし(67)は、安心してください、卒業しませんよ! この言葉を何度も繰り返した。

 毎年欠かさない人間ドックで悪いところはどこもない。歌唱曲「千曲川」は「40年前の曲だけど、キーはまったく変えていない」と演歌界を引っ張る第一人者としての自覚も十分だ。森進一の卒業は「複雑な思い」だが、「自分はあと10年ぐらいは頑張れる」と自身を見せた。

 今年、初出場する山内恵介、三山ひろしは「僕の生徒です」。発表後、すぐにメールで祝福をしてアドバイスも送った。「緊張をするけどそれを感動に変えてくれ」。2人の出演によってほかの若手にも活気が出る。その効果に期待をしている。

 司会のV6井ノ原快彦と面接をした際に「子供のころに顔が似ていると言われていた」と打ち明けられた。初対面だったが、すぐにうち解けて「お互いのコンサートに行く約束をした」という。

 演歌界だけでなく、ポップスも含めた歌謡界全体を五木はけん引していく。