総合司会の黒柳徹子(82)は体調不安をのぞかせながらも、自由奔放なマシンガントークをさく裂させた。

 黒柳がこの日、白組司会の井ノ原快彦(39)紅組司会の綾瀬はるか(30)総合司会の有働由美子アナ(46)と会見した。井ノ原から、黒柳の頭の中からあめが出てくるのを楽しみにしている出演者がいると言われると、黒柳は「子供とか心の清らかな方に。イノッチは汚れてない。だけど出すかどうか分からない」とニンマリ。また近藤真彦が、黒柳のトークが長くなり、歌う時間がなくなると心配していることを知ると「それは分からない」とバッサリ。それでも近藤の白組トリには「母親のようにうれしい。本番では涙が出ると思います」と語った。

 紅白の勝敗は昨年まで白組36勝、紅組29勝と、紅組が負けている。黒柳は「女の人の味方をしたい」。NHK「あさイチ」についても「(かつて)1度年末に出演し、それから毎年、年末にゲスト(出演する)というお話をいただいていたのに、あれからお話がない」と徹子節を全開させた。

 一方、会見では終始、井ノ原に背中を支えられて話し時折、後ろの壁にもたれる場面も。紅白は4時間半の長丁場。82歳の体力が心配される。黒柳は「大丈夫でしょう」と語ると、井ノ原がすかさず「(歌手が)歌えなくなるくらいしゃべる方が心配」とフォロー。ただ、会場を去る際には「大丈夫、大丈夫」と言いながら左足を引きずるように歩き、井ノ原に背中を支えられ不安も感じさせた。

 出場者歌手と面談を行った井ノ原は「V6の時はやりづらくて。何をしゃべっていいのか」。2年ぶり2回目の司会となる綾瀬は「余裕があります。今年は徹子さんがいるので験を担いで勝ちます」と勝利宣言をした。【中野由喜】