女優田畑智子(35)と俳優岡田義徳(38)が破局していたことが12月31日、分かった。11年9月に交際が伝えられ、昨年11月に田畑が岡田の自宅で左手をけがする騒動があったことが発覚。2人はこれをきっかけに交際を正式に認めた。騒動をへて絆が深まり、結婚に向かう可能性もあるといわれたが、意外な結末を迎えていた。

 2人は、田畑がけがをして救急搬送された騒動が「自殺未遂」と報道されてから1カ月以上たった12月中旬に、別れを決意したという。将来について、あらためて考え、話し合いをした上で選んだ結論だった。2人の知人は「互いに愛情がなくなったわけではないのですが、騒動で目が覚めた部分もあったようです。今は仕事を優先すべき時期と考えたようです」と話す。さらに2人は「事件で大きく報じられるのではなく、仕事で世間に認められたい」と話していたという。

 交際は11年9月に写真週刊誌が報じた。その後、破局と復縁を繰り返しながら交際は続いていたが、マスコミに対して交際を認めるような発言は控えていた。

 そして、昨年11月5日、田畑が自殺未遂を起こしたと一部ニュース番組が伝えた。これに対して双方の所属事務所は、自殺未遂を完全否定。田畑が早朝、カボチャを料理していた時、誤って包丁で左手を切って救急搬送されたと説明した。これと同時に、けがをした場所が岡田の自宅だったこと、さらに2人が交際していることを正式に認めた。

 その後2人はそれぞれ騒動を謝罪し、互いに相手を気遣い、心配する発言をしていた。トラブルを乗り越えることで2人の絆が深まったとする見方や、交際がオープンとなったことで結婚の可能性が高まったと伝えるメディアもあった。

 これまで互いに距離を置くことが何度かあったが、知人によると、2人は「今回は世間を騒がせたことをきっかけに、将来についてよく話し合った上で別れを選んだから、復縁はない」と話しているという。

 ともに演技力には定評があり、ドラマや映画で作品を支える貴重な存在として活躍している。仕事に集中する環境作りを優先した今回の決断が、さらなるキャリアアップにつながる可能性は十分にありそうだ。

 ◆田畑智子(たばた・ともこ)1980年(昭55)12月26日、京都府生まれ。92年映画「お引越し」のヒロインを演じ、新人賞を総なめに。00年NHK連続テレビ小説「私の青空」でヒロインを演じた。今後はNHKドラマ「逃げる女」(9日スタート、土曜午後9時)や主演映画「鉄の子」(2月13日公開)。実家は京都の老舗料亭。趣味・特技は三味線、日舞、料理。157センチ。血液型A。

 ◆岡田義徳(おかだ・よしのり)1977年(昭52)3月19日、岐阜県生まれ。93年テレ東バラエティー「浅草橋ヤング洋品店」で注目される。02年TBS連ドラ「木更津キャッツアイ」のうっちー役で人気に。今年はNHKBSプレミアムドラマ「インディゴの恋人」(27日放送予定)や映画「セーラー服と機関銃-卒業-」を含む3本が公開予定。特技はドラム。172センチ。血液型AB。