解散危機にあったSMAPのメンバー5人が18日夜、フジテレビ系「SMAP×SMAP」の冒頭に緊急生出演し、解散回避を意思表示した。

 SMAPの会見を見た芸能関係者の見解は、さまざまだった。

 全社員でテレビを見守った某大手芸能事務所幹部は「グループ存続の明言やSMAP5人でという言葉がなく、解散問題の延長戦を感じた」と、首をかしげた。その一方で「世論に影響されて慌てて4人を戻したとなると、ジャニーズ帝国の威信が揺らぐ。ジャニー社長やメリー副社長は、それは避けたい。黙して語らずの姿勢こそが、4人にも外部にも最も威厳を示せる形。これがジャニーズのやり方」と、解散回避は活動継続で証明していくだけだ、と読み解く芸能事務所社長もいた。

 5人に近い芸能関係者は「メンバー間に残るシコリは、今後の5人の努力で埋める必要がある。ただ、1度独立の反旗を翻されて怒ったメリー副社長も、4人の猛省した姿が生中継されたことで留飲を下げたのでは。グループ存続への最大の障壁は、取り払われた」と解散騒動の終息を強調した。