俳優市村正親(67)が31日、都内で、一緒に主演する大竹しのぶ(58)とミュージカル「スウィーニー・トッド」(4月14日初日、東京・東京芸術劇場)の公開稽古を行った。18世紀のロンドンを舞台に、理髪師とパイ屋を大繁盛させた女主人を軸にした復讐(ふくしゅう)劇。

 07、11、13年に続く4度目の上演。市村は「最後です。リアルファイナルです」と話した。さらに「人生短いから。他にもいろいろやらないと。おれもあと3年で70歳だから」と続けた。

 今回の舞台は「爽快感のある話。最高の物をお見せしたい」。大竹も「ワクワクして、笑えるところもあって、違う世界に連れて行ってくれる作品」。

 演出を手掛ける宮本亜門氏はこの日、結婚会見した藤原紀香、片岡愛之助と仕事をした経験を持つ。「これからも2人ともテレビ、映画、舞台でどんどん活躍してほしい。素晴らしい2人」とたたえたたが「でも、この2人には負けるかな」と、市村と大竹を笑顔で見つめた。ほめられた市村だが「次はあの2人でやったら」と提案していた。