映画「テラフォーマーズ」(29日公開)の先行試写会が6日、大阪市の梅田ブルク7で行われ、主演の伊藤英明(40)共演の武井咲(22)と三池崇史監督(55)が舞台あいさつに登壇した。

 累計発行部数1500万部を超える大人気コミックの映画化。人類が移住すべく地球化を進めた、近未来の火星を舞台に、超生物テラフォーマーズと、その駆逐のために送り込まれた15人による壮絶な戦いを描く。三池監督のお家芸とも言える、パワフルなアクション演出が満載だ。

 15人は手術により、さまざまな虫のDNAを植え込まれており、変異して特殊能力を発揮する。その際の特殊メークが見どころの1つで、カイコガのDNAで繭(まゆ)に変異する武井は現場で監督、スタッフに混じって、メークのアイデアを出し合ったという。相当な苦労があったようで「特殊メーク時はほとんどハダカみたいな感じ。現場に着くなり脱がされて、いろいろやられました」とドッキリ発言が飛び出す一幕も。また三池監督は「山P(山下智久)はラストで、ほぼフルヌードですよ。予算の関係もあってそうなりました」と冗談交じりに“衝撃シーン”の一端を明かした。

 「今日は(共演の)山Pも小栗旬も来ません! ザマアミロ!」と自虐的ギャグのつかみを入れた伊藤は「衣装が20キロぐらいあるんです。撮影後、ブーツを脱ぐと汗が300ミリリットルほど、ドボドボと垂れてきて…」と言ったり、自分の変異がスズメバチであることを引き合いに出した上で「山Pはバッタですよ、バッタ。あんな男前なのにバッタです!」。どこまで本気でどこまで冗談かわからない“英明節”で場内をわかせていた。