インターネットで話題の癒やし系歌手Uru(ウル=年齢非公表)が、異例の大型タイアップでデビューする。メジャーデビューシングル「星の中の君」(6月15日発売)が、有村架純(23)の主演映画「夏美のホタル」(広木隆一監督、6月11日公開)の主題歌に決まったことが13日、分かった。

 ユーチューブで公開したオリジナルバラードソングの同曲が、同映画製作側の耳にとまったという。Uruは作詞にも名を連ねている。製作側は「美しい日本の原風景とともに、見る人の心を温かく豊かにしてくれる映画のストーリーに、Uruさんの透明感あふれる歌声と歌詞がピッタリだった」と説明する。Uruは異例の抜てきに「びっくりしました。映画館で聴くまであまり実感が湧かないと思いますが、その瞬間を想像するとうれしいです」と喜んでいる。

 Uruは13年からユーチューブで公式チャンネルを立ち上げ、J-POPを中心とした94本の歌唱動画をアップした。透き通るような歌声が印象的で、素顔をほぼ見せず、モノトーンに統一された動画が注目された。チャンネル登録者数は13万人以上で、総再生回数は約4000万回以上。14年に小日向文世(62)が出演番組で、毎日Uruの歌を聴くほどハマっていると紹介して話題となった。さまざまな年代の楽曲カバーを行った結果、既に幅広い年齢層のファンを獲得している。

 「純粋に歌声を聴いてほしい」という思いから、ほぼ顔出しせずに音楽活動を行ってきたが、メジャーデビュー後も方針は変わらない。現段階で音楽番組などメディア露出の予定はなく、年齢などのプロフィルの公表予定もない。ライブ活動は完全には顔出ししない形で行う予定。Uruは「スモールステップで、今までの私と変わらず、初志貫徹でいきたいです」と話している。