第16回「テレビ朝日新人シナリオ大賞」の授与式が20日、東京・六本木の同局で行われた。

 今年からテレビドラマ、配信ドラマ、映画部門の3部門に分かれ、計1845通の応募の中から寺下佳孝氏(23=大学院生)の「ずるいよ、みんなっ!」(配信ドラマ)が大賞に選ばれた。平凡だが腹の中だけは人一倍黒い男子中学生が主人公の物語。優秀賞は福島伸幸氏(40=自営業手伝い)の「Last Message」(配信ドラマ)と荒木伸二氏(45=会社員)の「二十年、待って」(映画)が選ばれた。賞金は大賞500万円、優秀賞100万円。

 寺下氏は「この場に立ちたくて、高校生の時から書き続けて、結果が出てうれしい。最年少での受賞ですが、若い時に受賞できてうれしい。これで満足せずに、より良い脚本を作っていきたい」と話した。