膵臓(すいぞう)がんのため亡くなった大相撲元横綱千代の富士(九重親方)をモデルにした漫画「キン肉マン」に登場するキャラクター、ウルフマンについての裏話を作者のゆでたまご嶋田隆司氏が明かした。

 同キャラクターは千代の富士の愛称である“ウルフ”をその名前に冠した超人。しかしアニメ版では「リキシマン」と変更されていた。

 九重親方の訃報が伝わった7月31日、嶋田氏はツイッターで、「ウルフマンがアニメではリキシマンになったのは千代の富士関に気を使った自主規制だったのですが後に親方にお会いしたときに『ウルフマンでもよかったのに』ていう言葉が身に染みます」とのエピソードを明かして大横綱の死を悼んだ。

 九重親方(本名・秋元貢)は7月31日午後5時11分、東京・文京区内の病院で死去した。61歳だった。