女優一路真輝(51)が4日、都内で、日本上演20周年を記念して行われるミュージカル「エリザベート TAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート」の制作発表会見に出席した。宝塚歌劇団雪組が96年に初演を行い、一路は死を擬人化したトート役で出演した。

 一路は「96年の初演の記者会見を思い出しました。トートの扮装(ふんそう)で会見に出席したら、ほとんどの人から、『宝塚の男役のトップスターが死に神役か』という殺気を感じました。何としてもいい物を作らないといけないと思い、命がけで作ったことを思い出しました。20年たった今、愛される『エリザベート』になったことをうれしく思っています」と語った。

 会見には他に、出演する凪七瑠海、白羽ゆり、水夏希、彩輝なお、麻路さき、姿月あさと、春野寿美礼、大鳥れい、龍真咲も出席した。

 公演は、同劇団の歴代キャストが集結し、12月9~同18日まで大阪・梅田芸術劇場、来年1月8~20日まで、東京・Bunkamuraオーチャードホールで行われる。出演者が扮装してコンサート形式で行う「フルコスチュームバージョン」、96年の雪組公演の出演者による「モニュメントバージョン」、歴代出演者が競演する「アニバーサリーバージョン」の3種類が上演される。