NHK大河ドラマ「真田丸」の11日(NHK総合午後8時)の平均視聴率が14・8%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だったことが12日わかった。前週は16・1%だった。

 11日の回は、豊臣方と徳川家康(内野聖陽)との最終決戦となる大坂夏の陣がいよいよ始まる。真田幸村(信繁=堺雅人)は後藤又兵衛(哀川翔)や毛利勝永(岡本健一)とともに策を立て、道明寺で徳川軍を食い止めることに。しかし豊臣方の策はことごとく漏れていた。

 ついに幸村は春(松岡茉優)を城から出すことに。一方、きり(長沢まさみ)には最後の指令が残されていた、という内容だった。

 また幸村の真意を知り、直接会って話すことを決断した兄信之(大泉洋)が合流した叔父の信尹(栗原英雄)とともに大坂城へ向かう道中、徳川義直の陣で足止めを食らい、取り調べを受ける。疑いは晴れるが、その場にいた室賀久太夫(児嶋一哉)と名乗る男が「真田」の名を聞き態度を一変。久太夫は、かつて幸村の父昌幸(草刈正雄)の策で暗殺された室賀正武(西村雅彦)の息子だった。遺恨を理由に「通すわけにいかぬ」と言う久太夫を信之が「黙れ小童ぁぁぁ!」と一喝。攻守を代え、次世代に受け継がれたやりとりに久太夫は「すいません」と目を泳がせ肩をすくめるしかなかった、という場面もあった。