昨年10月に文化勲章を受章した作曲家船村徹氏(84)の「受章を祝う会」が18日、都内で行われ、弟子の北島三郎(80)鳥羽一郎(64)ら約500人が祝福に駆けつけた。

 日本の音楽界の発展向上へ多大な功績を残したことが受章理由。作曲家では1956年(昭31)の山田耕筰氏以来、60年ぶりだった。

 「すごく光栄です。この勲章は(既に亡くなっている)先輩方の忘れ物。しっかりと肝に銘じて、向こう側に届けたい」と先人に感謝しながら謙虚に喜びを語った。

 昨年5月に心臓の人工弁置換手術を受けた。

 「死ぬかと思った」と振り返って、「医者からは、たばこはだめだと言われているが『たばこを吸え』は母親の遺言だから止められない…。だから葉巻にしている。吸うでなく、吹かしているんだ」。けむにまくような!? 弁明で笑いを取った。

 これには、隣でじっと聞いていた鳥羽も「やめてくださいっ!」と師匠に注意をしていた。