お笑いコンビ「NON STYLE(ノンスタイル)」の石田明(37)が、9日午前1時51分にブログを更新した。

 その中で、昨年12月にタクシーに衝突して運転手にけがを負わせて逃走した、相方の井上裕介(37)が7日に開いた謝罪会見について、複雑な心情をつづった。特に、衝突した際にハンドルに違和感を覚え、同乗していたスーパーマラドーナの武智からも「降りて確認した方がいいんじゃないか?」と促されながらも、逃走した際の気持ちを「自分の都合のいいように解釈した」と発言したことに対し「ここに井上のすべてが現れていると思います」と厳しく批判した。

 石田は、井上の会見が始まった7日午後8時の段階で飛行機に乗っていたといい、「あんな不安なフライトは初めてでした」とフライト中も井上の会見のことを心配していたことをうかがわせた。

 ただ、飛行機から降りて、井上の会見の動画を見た石田の感情は、不安から怒りに近い感情へと変わったようだ。石田は、井上が会見中に口にした「どこか自分の都合のいい解釈をしてしまい」という発言を真正面から切り捨てた。

 「ここに井上のすべてが現れていると思います。今までの井上はそうやって自分の都合のいいように解釈してきたんです。家族に対しても、相方の僕に対しても、劇場に対しても、お客さんに対しても。都合の悪いことにはフタをしてきたんです」(原文のまま)

 その上で、井上が約47分、涙を流し続けた会見についても「まだそういうところが見受けられました」と、井上の都合の良さが見えたと指摘。「優しい意見に甘え、厳しい意見からは目を背ける。都合のいいところを人の言葉を借りて話して、都合の悪いところは明確にしていなかったように思いました」と、井上が自分がしてしまったことに対して明確な説明を避けたところがあると批判した。

 また石田は、事故後に井上とLINEの交換をしていたことを明かし、井上がそのやりとりの中においても、自分に都合のいい言及をしていたと指摘。「僕は井上に『そういうところを直さなあかん』と口酸っぱく言ってきました」と、井上を叱っていたことも明かした。

 一方で「人間そう簡単に変われる訳ではありません。これを機会に徐々にですが変わってもらえれば。成長してもらえればと思います」ともつづった。会見中に「何年後、何十年後になるか分かりませんけども、いつか石田君から『相方が、井上で良かったな』と言ってもらえるように頑張りたい」と涙ながらに語った井上の“改心”を中学、高校から、ともに歩んできた相方として、信じたいという思いがにじんだ。