宝塚歌劇団月組公演「浪漫活劇 All for One~ダルタニアンと太陽王~」(7月14日から、宝塚大劇場ほか)の制作発表会見が31日、都内で行われ、月組トップスターの珠城りょう、トップ娘役の愛希れいからが出席した。

 「太陽王」と呼ばれたルイ14世が治めるフランスを舞台に、王のため立ち上がるダルタニアンの冒険物語。古典「三銃士」からヒントを得ている。

 主人公ダルタニアンを演じる珠城は「トップスターになって2作目で、(演出の)小池先生のオリジナル作品でとてもうれしい」と話し、「歌詞や音楽の方向性がとても希望に満ちあふれていて、作品のテーマはお客様に強いメッセージを与えられる作品になるのでは」と自信をのぞかせた。

 愛希は「小池先生の『エクスカリバー』という作品を見て、宝塚に入りたいと思いました。出演できることがうれしく、幸せに思います」と、憧れの小池修一郎氏とのタッグを喜んだ。

 会見には美弥るりか、月城かなとも出席。今年2月に雪組から組替えとなった月城は「珠城さん率いる月組の空気をしっかり感じて、皆様に喜んでいただける作品にしたい」と意気込んだ。